「XとYに相関関係がある」とは即ちXとYに関連性があるということを意味します。例えば、Xが増えるとYも増えるというようなことです。
似たような表現として「因果関係」という言葉もありますが、これはXとYが「原因」と「結果」の関係になっていることを意味します。因果関係があるということは相関関係にあるということを前提条件として含みます。
よって物事に因果関係があるのかを断定する前に、まずは前提として相関があるのかないのかという観点でデータを眺めることになります。
「~が有るのか、無いのか」ということを英語で言いたいとき、わりあい使いやすいのが以下のように if と there is 構文 を組み合わせるやり方です。
if there is ~ (or not)
「確認する」はいろいろ言い方がありますが、ここではシンプルに
look
see
あたりを使ってみたいと思います。
see if there is correlation with ~: 「~と相関があるか見る」
<例文1>
Thank you very much for sending the data fast. I will look at it and see if there is correlation with the power-supply module life.
訳)そのデータを早く送ってくれてありがとうございます。データを確認して、電源モジュールのライフと相関関係があるかどうかを確認してみます。
see は積極的に「見る」というより、受身的に「見える」という意味に近いのですが、英語では「~かどうかを見る」という文脈ではどういうわけか see を使うことが多いです。
see if there is correlation between A and B: 「AとBに相関があるか確認する」
<例文2>
I am going to see there is correlation between test-1 and test-2.
訳)テスト1とテスト2に相関があるか確認するつもりです。
ちなみに「AはBと相関がある」と言いたいときは、以下のように have を使って表現するのが普通です。
A has correlation with B
<例文3>
Apparently, the wire life has correlation with power-supply module life.
訳)どうやら、このワイアのライフは電源モジュールのライフと相関があるようだ。