今日、あらゆる製造業で用いられている「フェーズ管理(Phase Management)」は、元々NASA(アメリカ合衆国航空宇宙局)によるロケット開発から始まったものです。
フェーズは商品企画から始まり、製品企画、量産設計、生産準備など、商品開発全体のプロセスをいくつかのフェーズに分割し、それぞれのフェーズのお尻に「ゲート」を設けます。
フェーズの例: 商品企画 ⇒ 設計開発 ⇒ 生産および営業準備 ⇒ 現製品
このゲート機能によって、製品やプロセスがある一定の水準を満たしているかどうかを判断し、製品の出来栄えを評価することによって、次のフェーズに進むべきかどうかを決定します。
このようにフェーズごとにゲートが正しく機能することによって、後戻りによるネガティブなインパクトを最小化することが可能となります。もっぱらの課題として、ゲート機能自体が形骸化して、単なる儀式にならないようしっかり監視してやる必要があります