例えば『商品を発送済みです』や『サンプルを測定済みです』などのような『~済みです』という日本語を英語に変換するとき、しばしば完了形が使われます。
日本語において『~済みです』や『~してあります』というのは、要するに物事の完了を報告しています。
完了してあるという状態が今まで続いていることを言いたい時、英語では現在完了形を使います。
現在完了形は have(has) + 過去分詞 の形で、以下の4つに意味分けられます。
- 経験: ~したことがある
- 完了: ~し終わっている
- 継続: ~し続けている(習慣を表すときもある)
- 結果: ~した結果、今は…
~を交換済みである: have replaced ~
<例文>
I have replaced the part in the machine, plugged in the extension module and tested the entire system. Everything is working well.
マシンのその部品は交換済みで、さらに拡張モジュールも接続してあり、全体のシステムをテスト済みです。すべて正しく動作しています。
上の例文は、現在完了形の中でも2の【完了】の意味であり、1つの文の中で3回も現在完了形を使っています。
こういう文はメールでも口語でも少なからずあると思います。
この【完了】が、かもしだすニュアンスは、ごく最近その動作を完了した、ということなのです。出来たてほやほやであるということです。
上記の例文で考えると、部品を交換したのは2年前でも6ヵ月前でもないのです。
部品交換を完了したのは、ほんの30分前なのかもしれませんし、昨日なのか、先週なのか、とにかく話し手が主観的に感じる「最近」の範囲のどこかです。
もし、その「最近」の範囲よりもっと過去に交換したのだったら、それは単なる過去形の範疇になります。