「こんなとき、どうする?こんなとき何て言えばいい?」と英語で言いたいとき

「こんなとき、あなただったらどうしますか?」や「あなただったら何と言いますか?」という言い方は、仮定の話をしていますね。そんなとき、よく使われるのが would です。

 

仮定法の would は、条件を表すif節を省略して使われることもあると教わったかもしれません。

 

ただ、実際のネイティブの会話の中では、「仮定法の wouldif節と一緒に使われることもある」と言ったほうが事実に近いでしょう。実際の現場では if節を伴う would を耳にする機会は少ないです。

<例文1>

What would you do/say at a time like this?

訳)こんなとき、どうしますか/何て言いますか?

 

would の意味を大きく分けると、以下2パターンになります。

 

  • 過去の話。例えば「~したものだった」≒ used to
  • 仮定の話。例えば「もしあなたが私だったら…」「…してくれませんか」など

 

なので、相手が would と言ったら、どっち意味で使ってるのかな?とまず考える必要がありますね。

 

大体、文脈的に明らかに分かることが多いと思いますが。兎にも角にも would について言えるとは、はっきりとした現在について言及しているのではないということです。過去の話なのか、仮定の話なのか、どちらかであるということです。

 

2の文脈で would を使えば、「仮定の話」をしているわけですから、何か頼みごとをする際や、自分の要求を伝える文脈で、これを使えば控えめな雰囲気になることは言うまでもないでしょう。ただ、もっと控えめな感じを出したければ、以下例文のように think とか guess を使って表現する方法もあります。

<例文2>

What do you think we would do at a time like this?

訳)こんなとき、どうしたらいいと思いますか?

 

蛇足ですが、「過去形」が丁寧な響きになるのは日本語でも同じです。例えば、ホテルの朝食などで、給仕のかたに、ご飯をよそってもらった際「これくらいで、宜しかったでしょうか?」と言われたことはないですか?

 

「これくらいで、宜しいですか?」と現在形で言われるより、過去形のほうがより丁寧に感じがしますよね。なぜ丁寧な感じがするかと言うと、今まさにそこにある現実から少し距離があるような感じがするからです。そういうとことろは、日本語も英語も同じような感覚があると言えるでしょう。

コメントは受け付けていません。